クラファン×クレジットカード:対応ブランド・決済時期・失敗対策ガイド

クラファン×クレジットカード:対応ブランド・決済時期・失敗対策ガイド カバー画像 支援者向けノウハウ

クラファン×クレジットカード:対応ブランド・決済時期・失敗対策ガイド

国内の主要クラウドファンディングはクレジットカード支払いに対応していることが多いですが、対応ブランドや決済確定のタイミング、手数料や海外カードの扱いはサービスごとに異なるため、支援・実行の前に仕様を必ず確認してください。

  • この記事で分かること:主要プラットフォーム別の対応カード(Visa / Mastercard / JCB / Amex / Diners、デビット/プリペイド/海外発行カード)の確認ポイントと見分け方。
  • この記事で分かること:決済確定のタイミング(支援時に確定するか/成立後に確定するか)、仮売上(オーソリ)や未成立時の返金挙動の違い。
  • この記事で分かること:支援者・実行者それぞれが押さえるべき手数料の見方(プラットフォーム料+決済手数料)と、チャージバック発生時の責任範囲・備え方。
  • この記事で分かること:3Dセキュアや登録エラー、カード更新時のトラブルに対する具体的な対処手順と、実行者向けの決済導入チェックリスト(審査・入金スケジュール・税務の注意点)。
記事の全体像
記事の全体像
  1. クラウドファンディングのクレジットカード決済の基本(支援者・実行者共通)
    1. カード決済が使えるクラファンが多い理由(支援のハードルが下がる)
    2. All or Nothing/All Inで決済確定のタイミングが変わる
    3. 本人認証(3Dセキュア)とセキュリティの基本
    4. 仮売上(オーソリ)で「二重請求に見える」ことがある
    5. 支援者と実行者で見るべき論点の分岐(手数料・入金・責任)
  2. 主要クラファンの対応カードブランド・海外カード・支払い手段
    1. 比較表の見方:列に入れるべき項目と評価の軸
    2. CAMPFIRE:支払い手段の種類と決済確定タイミングの確認ポイント
    3. READYFOR:カード保存の仕様と支援フローで気をつける点
    4. Kibidango/MotionGallery等:FAQで拾うべき例外条件と表示差の落とし穴
    5. 海外カード・外貨の注意:為替手数料・セキュリティ判定・明細表示のズレ
  3. 支援者向け:カードで支援するメリット・判断基準・よくある失敗
    1. メリット:ポイント付与・明細での管理・即時手続きの利便性
    2. 判断基準①:決済が確定するのは「支援時」か「成立後」か
    3. 判断基準②:対応ブランド・本人認証・与信(利用可能枠)を確認する
    4. 判断基準③:デビット/プリペイドの落とし穴と代替手段の選び方
    5. よくある失敗:カード更新・再発行で成立時に決済が失敗するケースと回避策
  4. トラブル時の対処:カード決済が通らない・二重請求に見える・返金が遅い
    1. 通らない原因トップ:3Dセキュア未登録/限度額/入力ミス/海外判定
    2. 二重請求に見える原因:仮売上(オーソリ)と確定請求のタイムラグ
    3. 返金・キャンセルの基本:募集方式とプラットフォーム規約で決まる扱い
    4. 問い合わせテンプレ:伝えるべき情報と問い合わせの順序
    5. 再発防止:保存カードの見直し・予備カード登録・アラート設定
  5. 実行者(起案者)向け:カード決済の手数料・入金・チャージバックの実務
    1. 手数料の内訳:プラットフォーム利用料+決済手数料+振込手数料
    2. 入金スケジュール:募集終了→確定→振込までの流れを把握する
    3. チャージバック/不正利用が起きたときの責任と備え
    4. 実務フロー:発生時の初動とエスカレーションの順序
    5. 次の一手:契約前に確認するチェックリストと内部運用の整備
  6. よくある質問(Q&A):カード支援の疑問を最短で解決
    1. Q. いつ請求(引き落とし)されますか?
    2. Q. デビットカード/プリペイドでも支援できますか?
    3. Q. 海外発行カードで支援できますか?手数料は?
    4. Q. 二重請求に見えるのですが、どうすればいい?
    5. Q. 領収書は出ますか?税金の扱いは?

クラウドファンディングのクレジットカード決済の基本(支援者・実行者共通)

クレジットカード決済は多くの国内クラウドファンディングで利用できる一方、対応ブランド・決済が確定するタイミング・認証や手数料の扱いがサービスごとに異なるため、支援・運用の前に仕様を必ず確認しておくことが安全で効率的です。

出典:三井住友カード

  • 支払い方式(支援時即時確定か、成立後に確定するか)で請求と返金の挙動が変わること。
  • 対応ブランドやデビット/プリペイド・海外発行カードの可否はプラットフォームごとに差があること。
  • 本人認証(3Dセキュア)・仮売上(オーソリ)・チャージバックなど、実務的な落とし穴と回避策を事前に押さえること。

カード決済が使えるクラファンが多い理由(支援のハードルが下がる)

クレジットカードは認知度が高く、入力だけで支援が完了するため支援者の心理的・操作的ハードルを下げ、結果としてプロジェクトの集客を助けます。実行者側は決済代行を介することで自社でのカード管理負担を減らし、入金フローを簡素化できます。

判断基準は「自分が使いたいカードブランドが明示されているか」と「入金スケジュール(募集終了→振込までの日数)」の二点です。支援者は利用可能ブランドを支払い画面で確認し、実行者はプラットフォームの入金リードタイムを見積もりに組み込みましょう。

All or Nothing/All Inで決済確定のタイミングが変わる

All or Nothing(目標未達なら支払いが発生しない)とAll In(募集に関係なく支援時に決済確定)で、支援者の請求タイミングや実行者の資金予定が大きく異なります。

支援者は募集方式を見て「成立後請求」か「即時請求」かをまず確認することが重要です。All or Nothingでは募集終了・成立判定のタイミングで一括決済が走るため、登録カードの有効性(有効期限・与信残高)を成立時点で満たしている必要があります。出典:CAMPFIRE ヘルプ

落とし穴は、支援時は有効だったカードが成立時に期限切れや限度額不足で決済失敗になるケースです。回避策は支援後でもプロファイルでカード情報を確認・更新できるかを事前に確認しておくこと、複数カードを登録可能なら予備を用意することです。

本人認証(3Dセキュア)とセキュリティの基本

本人認証は不正利用防止のため一般的に導入されており、認証が要求されると支援時にワンタイムパスワード等の入力が必要になります。認証に失敗すると決済が完了しないため、支援者側の準備がカギです。

典型的な原因は(1)カード発行会社側で3Dセキュアの未登録、(2)スマホやブラウザのポップアップブロック、(3)入力ミスです。支援前にカード会社の3Dセキュア登録状況を確認し、ブラウザやアプリのポップアップ許可を設定しておくことが有効な予防策です。決済はプラットフォームが決済代行に委託して処理することが多く、代行事業者の仕様に影響される点も覚えておきましょう。出典:ROBOT PAYMENT ブログ

仮売上(オーソリ)で「二重請求に見える」ことがある

決済処理では最初に与信確保のための仮売上(オーソリ)が行われ、後で確定請求が反映される流れが一般に使われます。このため明細上は一時的に金額が確保されて「二重請求に見える」ことがありますが、通常は一定期間で仮売上が解除されるか確定請求に一本化されます。

明細で「authorization」「pending」等の表記がある場合は仮売上の可能性が高く、慌てず確定日を待ってから問い合わせするのが得策です。問い合わせ時は支援ID・日時・金額・表示された文言を用意すると手続きが早く進みます。出典:MotionGallery FAQ

支援者と実行者で見るべき論点の分岐(手数料・入金・責任)

支援者は「支払いが成立するか」「請求時期」「利用カードの可否」を最優先で確認するべきで、実行者は「プラットフォーム手数料」「決済手数料」「入金リードタイム」「チャージバック対応」を重視する必要があります。

具体的には、支援者はプロジェクトページの支払い方法欄とFAQで可否を確認し、実行者はプラットフォームに手数料率と振込タイミングを問い合わせ、チャージバック時の必要書類(配送証跡・顧客連絡履歴)を整理しておきます。実行者は見積もり段階で「プラットフォーム料+決済手数料+振込タイミング」を数値で押さえることがキャッシュフロー管理の基本です。出典:Congrant サービス紹介

この基礎があれば、プラットフォーム別の対応差を比較して自分のカードや運用に合う選択を具体的に判断できます。

主要クラファンの対応カードブランド・海外カード・支払い手段

ここまで押さえた基礎を実務で使える形に落とし込むため、プラットフォームごとの差を横並びで確認しておくことが有効です。

比較すると、サービス間の違いは主に「対応カードブランド」「決済確定のタイミング」「代替決済の有無」の三点に集約されます。

  • 比較表は支援可否を即判断できるよう、ブランド/デビット・プリペイド可否/海外カード可否/決済方式/代替手段の列を必ず入れること。
  • 支援者は自分のカードがその場で使えるか、実行者は入金スケジュールと手数料を優先して確認すること。
  • FAQや決済画面の一次情報を必ず参照し、画面表示とFAQの差分に注意すること。

比較表の見方:列に入れるべき項目と評価の軸

比較表で最低限そろえる列は「対応ブランド(Visa/Master/JCB/Amex/Diners)」「デビット/プリペイドの可否」「海外発行カードの可否」「決済方式(All or Nothing / All In)」「代替決済(コンビニ・銀行振込・キャリア決済等)」「保存カードの有無・上限」です。これらを並べることで、支援者は自分のカードが使えるか一目で判断でき、実行者は想定される失敗パターンを洗い出せます。

評価の軸は「まず決済方式を確認→次にブランド網羅性→最後に海外カードや代替手段の有無」の順で優先すると実務上の誤判断を減らせます。比較表は必ず公式FAQや支払い画面を一次情報として参照してください。出典:三井住友カード

CAMPFIRE:支払い手段の種類と決済確定タイミングの確認ポイント

CAMPFIREはクレジットカード以外にもコンビニ決済や銀行振込など複数の支払い手段を提供しており、プロジェクトごとに募集方式が明示されています。支援者はプロジェクトページで「募集方式(成立条件)」と「支払い方法一覧」をまず確認してください。

落とし穴は、All or Nothingで成立後に一斉決済が走る際に登録カードが成立時点で無効になっているケースです。支援時に有効だったカードでも成立時に期限切れ・限度額不足で決済失敗となることがあるため、成立期日直前に登録情報を再確認する運用をおすすめします。出典:CAMPFIRE ヘルプ(決済)

READYFOR:カード保存の仕様と支援フローで気をつける点

READYFORなど一部プラットフォームはカード情報を保存して次回再利用できる機能を持ち、保存枚数や認証要件が仕様として設定されています。保存機能がある場合、カード更新や再発行時の反映タイミングを把握しておかないと成立時に古いカードで決済が試行され失敗するリスクがあります。

判断基準は「保存枚数」「保存カードの削除・再登録手順」「3Dセキュア表示の有無」です。落とし穴は保存を前提にして古いカードを削除せず放置することで、成立時の決済失敗につながる点で、回避策は支援直後にプロフィールのカード項目を確認し、可能なら予備カードを登録しておくことです。出典:READYFOR ヘルプ

Kibidango/MotionGallery等:FAQで拾うべき例外条件と表示差の落とし穴

中小プラットフォームは支払い画面の表示が簡素なことがあり、対応ブランドや海外カードの扱いがFAQにのみ記載されている場合があります。比較表を作る際は必ずFAQの該当ページを確認し、表示とFAQの差分をチェックしてください。

FAQに「海外カード不可」「特定ブランドは成立後のみ使用可」など例外が書かれている場合があるため、表示の有無で可否を判断しないことが重要です。MotionGalleryやKibidangoでは仮売上の扱いや返金フローの細部がFAQに書かれているケースが多く、比較表作成時に一次情報として引用することを推奨します。出典:Kibidango FAQ

海外カード・外貨の注意:為替手数料・セキュリティ判定・明細表示のズレ

海外発行カードや外貨建てプロジェクトは為替手数料、カード発行会社の国際取引ポリシー、不正検知によるブロックなど複数のリスクが絡みます。プラットフォームが海外カードを「可」としていても、承認可否は発行会社や加盟店契約の仕様次第で変わる点に注意が必要です。

回避策は、海外カードで支援する前にカード発行会社に国際取引が可能か確認する、代替決済(国内カード/コンビニ等)を用意する、明細でpending表記が出たらすぐに問い合わせせず確定を待つことです。海外カードを使う場合は「プラットフォームの可否表示」と「カード発行会社の国際利用設定」を両方確認することが最も実用的な判断基準です。出典:ROBOT PAYMENT ブログ

比較表で可視化された事実をもとに、各自のカードと運用に合うサービス選びを進めると具体的な運用設計に役立ちます。

対応カード比較チャート
対応カード比較チャート

支援者向け:カードで支援するメリット・判断基準・よくある失敗

支援者がカードで支援する際は「利便性と明細管理のメリット」を享受しつつ、決済方式やカード種別・認証要件を事前に確認することでトラブルを大幅に減らせます。

多くのプラットフォームでクレジットカード支払いが用意されており、ポイントや家計管理上の利点がある一方、対応ブランド・決済確定タイミング・本人認証の違いが支援の成否に直結します。

出典:三井住友カード

  • 支援のメリット(ポイント・明細・手続きの速さ)と実務的な注意点が分かる
  • 決済方式(成立時確定か即時確定か)と対応ブランドの見分け方が分かる
  • よくある失敗例(3Dセキュアで弾かれる、カード更新で決済失敗)とその回避策が分かる

メリット:ポイント付与・明細での管理・即時手続きの利便性

カード支払いの最大のメリットは、支払いがワンアクションで完了する点と、カード会社のポイント付与や利用明細で支出を追いやすい点です。大型のリターン購入や早期枠の確保を短時間で行えるので、支援の機会を逃しにくくなります。

ポイント還元や利用明細の自動記録は、支援履歴の管理や税務上の証跡収集で有利になる場合があります(特に購入型プロジェクトでの経費処理を想定するケース)。ただし利便性だけで選ぶと、使用するカードがプラットフォームで対応していない・3Dセキュア未登録で弾かれるといった落とし穴があるため、支援前に支払い画面の対応ブランド表示やFAQを確認する習慣をつけましょう。出典:楽天カード(みんなのマネ活)

判断基準①:決済が確定するのは「支援時」か「成立後」か

募集方式によって請求のタイミングが変わるため、支援前に必ず募集方式(All or Nothing / All In)を確認してください。成立後にまとめて決済が走るAll or Nothingでは、成立時のカード有効性が重要になります。

支払い方式が成立後確定(All or Nothing)の場合は、支援時点で有効でも成立時に有効期限切れ・限度額不足で決済が失敗するリスクがあるため、成立日直前にカード情報を再確認することが実用的な一手です。All Inの場合は支援手続き完了直後に請求が確定するため、即時に利用可能な残高・与信が必要です。出典:CAMPFIRE ヘルプ

判断基準②:対応ブランド・本人認証・与信(利用可能枠)を確認する

Visa・Mastercard・JCBは比較的対応されやすい一方で、AmexやDiners、デビット・プリペイド、海外発行カードはプラットフォームや決済方式によって扱いが異なります。また本人認証(3Dセキュア)の有無が決済成功率に影響します。

支援前のチェックリストは「プロジェクトの支払い方法欄でブランド表示を確認」「カード発行側で3Dセキュア登録の有無を確認」「利用可能枠(与信)を確認」の三点です。3Dセキュアが未登録だと認証時に弾かれるケースがあるため、カード会社の登録状況確認と、スマホではブラウザのポップアップ許可をオンにしておくことが実務的な回避策になります。出典:ROBOT PAYMENT ブログ

判断基準③:デビット/プリペイドの落とし穴と代替手段の選び方

デビットカードやプリペイドは即時に口座から引き落とされるため、All or Nothingの成立後一括決済では残高不足で決済失敗になるリスクが高くなります。デビットは与信の扱いがクレジットと異なる点にも注意が必要です。

落とし穴として、支援時に残高があっても成立時に不足していると支援が無効化される場合があります。デビット/プリペイドで支援する場合は「成立後確定のプロジェクトかどうか」をまず確認し、成立後決済の可能性がある場合はクレジットカードや代替決済(コンビニ決済等)を用意することを推奨します。代替手段がないかプロジェクトページやFAQを確かめ、支払い画面に表示されない例外がないかをチェックしてください。出典:Kibidango FAQ

よくある失敗:カード更新・再発行で成立時に決済が失敗するケースと回避策

典型的な失敗は、支援時は有効だったカードが成立・決済時に期限切れや名義変更・再発行で無効になり、結果として支援が無効化されることです。また3Dセキュアで弾かれて支援が完了しない事例も多く見られます。

回避策は「支援後でもプロファイルでカード情報を確認・更新できるか確認する」「予備のカードを登録できるか確認する」「支援完了時に支払い方法のスクリーンショットや支援IDを保存しておく」ことです。問題が起きた場合はまずプロジェクトのFAQを確認し、解決しない場合はプラットフォームのカスタマーサポートに支援ID・日時・表示されたエラー文言を添えて問い合わせると対応が早く進みます。出典:READYFOR ヘルプ

支援者側の基本的な判断軸と回避策を押さえれば、個別プラットフォームの比較表に基づいた最終判断がより確実になります。

トラブル時の対処:カード決済が通らない・二重請求に見える・返金が遅い

ここまでで決済方式やカードの対応差を確認してきた前提を受け止めると、実際に起きるトラブルの多くは原因を切り分けて順序だてて対応すれば解決します。

カード決済のトラブルは原因別に対応すれば短期間で解消できることが多く、まずは「認証・与信・処理状況(仮売上/確定)・返金ポリシー」の4点を順に確認することが最も有効です。

  • 認証や与信(3Dセキュア・限度額・有効期限)を最初に確認すること
  • 明細上の「pending/authorization」は仮売上の可能性が高く、慌てず確認すること
  • 返金やキャンセルは募集方式や運営ルールで扱いが変わるため、FAQと問い合わせの順序を守ること

通らない原因トップ:3Dセキュア未登録/限度額/入力ミス/海外判定

決済が弾かれる代表的な原因は(1)3Dセキュアの未登録やワンタイムパスワード関係、(2)カードの有効期限切れや利用可能枠不足、(3)カード番号や名義入力ミス、(4)発行会社による海外取引ブロックなどです。まずはこれらを順にチェックすることで、自己解決できるケースが多くあります。

実務的な初動は「ブラウザやアプリのポップアップ許可→3Dセキュア登録状況→カード有効期限と残高(与信)」の順で確認することです。3Dセキュアエラーは支援画面にエラー表示が出ることがあり、発行会社の登録ページで事前にワンタイムパスワード等を設定しておくと回避しやすくなります。出典:ROBOT PAYMENT ブログ

二重請求に見える原因:仮売上(オーソリ)と確定請求のタイムラグ

明細で「二重請求」に見える主な理由は、与信確保のためにまず仮売上(authorization/pending)が行われ、その後に確定(capture)されるプロセスがあるためです。仮売上は一定期間で解除されるか確定請求に一本化されるため、表示だけで慌てないことが重要です。

明細に「authorization」「pending」と出ている場合は仮売上である可能性が高く、まずは確定日やプラットフォームの説明を確認してから問い合わせするのが最短ルートです。慌ててカード会社に返金申請を出すと処理が複雑になることがあるため、まずはプロジェクトのFAQや支払い履歴の詳細を確認しましょう。出典:MotionGallery FAQ

返金・キャンセルの基本:募集方式とプラットフォーム規約で決まる扱い

返金やキャンセルの取り扱いはプラットフォームの募集方式や規約に依存します。All or Nothing型では未成立なら請求されない・あるいは自動返金される仕組みが多く、All In型では支援時に決済が完了するため成立後の返金は運営ルールに従います。

返金が“遅れている”と感じた場合は、プラットフォームのFAQで返金フローと想定処理期間をまず確認し、記載の期間を過ぎているなら支援IDを添えて問い合わせるのが適切です。プラットフォームによっては返金処理に数営業日〜数週間かかる場合があるため、即時返金を期待しないことも必要です。出典:CAMPFIRE ヘルプ

問い合わせテンプレ:伝えるべき情報と問い合わせの順序

問い合わせは「プラットフォームのサポート→(必要に応じて)カード発行会社」の順が効率的です。問い合わせ時に用意するべき情報は支援ID(プロジェクトID+支援時のトランザクションID)、支援日時、金額、表示されたエラー文言やスクリーンショット、使用したカードのブランド・下4桁です。

サポート連絡の最短テンプレは「支援ID・日時・金額・表示されたエラーメッセージ・添付するスクリーンショット」の4点を最初に送ることです。これで運営側がトランザクションを特定しやすくなり、カード会社へエスカレーションが必要な場合でもやり取りがスムーズになります。出典:READYFOR ヘルプ

再発防止:保存カードの見直し・予備カード登録・アラート設定

同じトラブルを繰り返さないための実務的対策は、(1)保存カードがある場合は支援直後と成立直前にカード情報を確認する、(2)予備のクレジットカードを登録できるなら登録しておく、(3)カード有効期限の前にリマインダーを設定する、(4)海外カードを使う場合は事前に発行会社に国際取引設定を確認することです。

FAQに例外や表示差が書かれているケースがあるため、主要プラットフォームのFAQを参照して運用ルールを自分のチェックリストに落とし込むことが最も効果的な再発防止策です。運用面では支援ごとにスクリーンショットを残す習慣を付けておくと、万が一の問い合わせ時に証拠として役立ちます。出典:Kibidango FAQ

これらの手順で一次切り分けができれば、個別のプラットフォーム別対応や実行者側の入金・手数料事情へと意識を移すことが実務的に効果的です。

トラブル対応フロー図
トラブル対応フロー図

実行者(起案者)向け:カード決済の手数料・入金・チャージバックの実務

プロジェクトを実行する側は、手数料構造・入金スケジュール・チャージバック対応を事前に数値で把握し、証拠保存と対応フローを設計しておくことが資金管理上の最優先事項です。

  • 手数料は「プラットフォーム料+決済手数料+振込手数料」の合算で計算される点を必ず確認すること
  • 入金スケジュール(締め日→確定→振込日)はサービスで大きく異なり、キャッシュフローに直結すること
  • チャージバック発生時は「証拠(配送・連絡履歴等)」で反証するための体制をあらかじめ整備すること

手数料の内訳:プラットフォーム利用料+決済手数料+振込手数料

実行者がまず把握すべきは、表面上の「手数料率」だけでなく内訳です。多くのプラットフォームは掲載手数料(サービス手数料)と決済手数料を分けて表示しており、例えばあるサービスでは販売額の約20%が総手数料になることもあります。見積もり時には「支援総額に対する実受取率(%)」「消費税の取り扱い」「振込のたびに差し引かれる振込手数料」を数値で押さえることが重要です。

実例として、プラットフォームにより掲載手数料が12〜20%程度、決済手数料が別途発生する設計のケースがあり、合算での手取りを確認する必要があります。出典:Makuake ヘルプ

入金スケジュール:募集終了→確定→振込までの流れを把握する

入金のタイミングはプラットフォームごとにルールがあり、募集終了後にまとめて決済を確定して振込する場合や、月締めで翌々月に振込まれる場合など様々です。運転資金計画に入金日を想定していないと、発送費用や生産費の支払いが滞るリスクがあります。

運用上の必須確認は「募集終了日→決済確定のタイミング(即時か一括か)→振込の締め日と振込日(何営業日後か)」の3点です。一部サービスは入金スケジュールを公開しているため、募集前に振込予定日を数値で把握して収支計画に組み込みましょう。出典:Makuake ヘルプ

チャージバック/不正利用が起きたときの責任と備え

チャージバックはカード会員からの異議申し立てにより発生し、事業者が売上を返金または立替負担する可能性があります。原因は不正利用のほか、商品未着や説明と異なる内容等が含まれます。チャージバック対応で最も効果的な備えは「配送証跡・発送日時・顧客連絡履歴・利用規約・返品ポリシー」を体系的に保存することです。

また決済代行会社はチャージバック対応フローや保証サービスを提供する場合があり、3Dセキュア導入や不正検知サービスの活用が事前対策として有効です。チャージバックには時効(相手側の請求可能期間)が無い場合もあるため、過去取引の証跡を長期間保管する運用が推奨されます。出典:SBペイメントサービス

実務フロー:発生時の初動とエスカレーションの順序

チャージバックや支払いトラブルが発生した場合、基本のフローは「決済通知の確認→関連証拠の収集(スクショや発送履歴)→プラットフォーム運営への初報→決済代行/カード会社への対応」となります。運営側が代行業者と連携して対応するケースが多く、実行者は迅速に証拠を提出できる態勢が求められます。

問い合わせ時に最低限用意すべきは「取引ID・支援日時・金額・配送トラッキング番号・顧客とのやり取りのログ(メール等)」です。これらを即時に提示できると、運営や決済代行が調査しやすく、事業者側の反証成功率が上がります。出典:GMOイプシロン(チャージバック解説)

次の一手:契約前に確認するチェックリストと内部運用の整備

募集前のチェックリストとしては「(1)総手数料率の確認、(2)入金スケジュールの数値化、(3)チャージバック時の証拠収集ルールと保管期間の設定、(4)3Dセキュア等の導入可否と代行会社のサポート範囲の確認」があります。これらを契約前に数値とルールで固めておくと、立ち上げ後のトラブル対応が圧倒的に楽になります。

各項目を整理した上でプラットフォーム別の比較表に落とし込み、実際の手取り試算と入金スケジュールを必ず突き合わせてください。出典:READYFOR ヘルプ

実行者向け収支チェック表
実行者向け収支チェック表

よくある質問(Q&A):カード支援の疑問を最短で解決

多くの疑問は「確認すべき順序」と「問い合わせに用意する情報」を押さえれば短期間で解決できます。

  • 請求タイミング(支援時か成立後か)を先に確認すること
  • デビット・プリペイド・海外カードは制約が多いため代替手段を用意すること
  • 問い合わせ時は支援ID・日時・金額・エラー画面のスクショを最初に用意すること

Q. いつ請求(引き落とし)されますか?

請求時期は募集方式によって決まります。支援時に即時確定する方式(All In)もあれば、目標達成後にまとめて決済が確定する方式(All or Nothing)もあり、支援ページの募集方式欄でまず判別してください。募集方式は請求・返金の扱いに直結するため、募集ページで「方式」「募集終了日」「成立条件」を必ずメモしておくことが実務上の最短の防御策です。出典:CAMPFIRE ヘルプ

Q. デビットカード/プリペイドでも支援できますか?

利用可否はプラットフォームと決済方式に依存します。デビットやプリペイドは即時引落の性質上、All or Nothingの成立後一括決済では成立時に残高不足になりやすく、支援が無効化されるリスクがあります。判断基準は「プロジェクトが成立後に決済を行うか否か」と「支援時と成立時の残高見込み」です。回避策はクレジットカードやコンビニ決済等の代替手段の併用、有効期限・残高の事前確認です。出典:Kibidango FAQ

Q. 海外発行カードで支援できますか?手数料は?

海外発行カードの利用可否はプラットフォーム表記とカード発行会社の国際利用設定の両方で決まります。可とされていても発行会社の不正検知によりブロックされることがあり、為替手数料が別途かかる点にも注意が必要です。海外カードを使う際は「プラットフォームの可否表示」と「カード会社の国際取引設定」を必ず両方確認する」ことが実務上の鉄則です。明細には円換算で別途手数料が記載されることがあり、支援額と請求額に差が出ることを想定してください。出典:ROBOT PAYMENT ブログ

Q. 二重請求に見えるのですが、どうすればいい?

明細上の「pending」「authorization」表記は仮売上(オーソリ)であることが多く、実際の請求は後で確定され一本化されます。慌てて返金申請したりカード会社に即連絡すると処理が複雑になるため、まずはプラットフォームの支払い履歴画面とFAQで「仮売上の表示期間」「確定日」を確認してください。仮売上がある場合は「確定日まで待つ」が原則で、表示が長期間解消しないなら支援ID等を添えて運営へ問い合わせる流れが最短です。出典:MotionGallery FAQ

Q. 領収書は出ますか?税金の扱いは?

領収書や税務上の扱いは「購入型(物品提供)」と「寄付型(寄附)」で異なるケースがあるため、必要な書類は必ずプラットフォームの案内で確認してください。購入型では領収や請求書が販売に伴う所得処理に使われる一方、寄付型では税制上の優遇が適用される場合でも税務上の手続きが別途必要になることがあります。プロジェクト公開前に「領収書の発行可否」と「発行元(プラットフォームか実行者か)」を確認しておくと、支援者の税務処理や実行者の経理処理で混乱が減ります。発行の可否や形式はサービス毎に異なるため、支援の前にFAQをチェックしてください。出典:READYFOR ヘルプ

これらのFAQ的対応を押さえておけば、具体的なプラットフォーム別の比較や実行者側の入金・手数料設計にスムーズに移行できます。

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著者:クラウドファンディングファン 編集部

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